9月も続いていた猛暑がやっと過ぎ去り、ウォーキングルートの大場川沿いにも秋の装いを感じられるようになってきた。
花と言えば春を思い起こすが、秋も意外と多くの花が見られる。誰もが知る有名な彼岸花やコスモス、芙蓉、ススキ、葦などから、名もない(実際はあるはずだが)花まで、ザッと数えても20種類以上。注意して見ればもっと多いだろう。
そんな大場川沿いのウォーキングルートの秋を紹介します。
日付:2024年10月6日(日)
場所:三島市大場川沿い
天気:晴れ
距離:約7km
所要時間:約1時間20分
スタート地点のうるおい橋南から古川橋
うるおい橋南の東屋のある広場からウォーキングスタート!!
階段を降りると、いきなり芙蓉とヤナギバルイラソウが咲き乱れている。
大場川護岸の遊歩道を南下して行くと、さらにススキや葦、セイタカアワダチソウが見られる。
雪沢橋と国道1号線の高架をくぐり、堤防上の道路に出る。南二日町広場を右に見て進み、下川原橋西側を直進する。土手の斜面は、一面アレチウリが覆っている。
550m程先のガードレールを右に入り、いったん大場川から離れる。
道なりに左に折れ、丁字路を2つ過ぎ右に折れ、伊豆箱根鉄道駿豆線の踏切を越える。右には一面黄金色に輝く稲穂の向うに富士山が姿を見せる。
丁字路2箇所を左折し、古川橋西側袂に出る。
古川橋から折り返しの大場橋
車道を横切り、再び大場川の堤防上をひたすら歩く。右手は広々とした田んぼから民家に変わり、柿の実がたわわに実っている。
大場橋から向山小入口交差点
大場橋を渡り十字路を左折し、大場川左岸の堤防上の道路に入る。
対岸の土手には彼岸花がポツポツと咲いているのが見える。道端の斜面にはところどころハンゴンソウの黄色い花が目立つ。
毎年民家の横に咲くコスモスは今年も見事に咲いている。
送水管の横から車道に出て古川橋東交差点を越える。
伊豆箱根鉄道駿豆線高架をくぐり、夏梅木ポンプ場を右に見て進み向山小入口交差点に出る。
向山小入口交差点から三島警察署
場川支流を越え再び堤防上の道に入る。キレイに草刈りがされた斜面から 一面蔓が絡み合って延びるアレチウリが目立つようになる。
以前は彼岸花の群生が見られた下川原橋手前の土手だが、今はポツポツと咲いているだけとちょっと寂しい。
車道を横切ると、セイタクアワダチソウの群落が生い茂る堤防上の道を進む。
三島警察署からやすらぎ橋とうるおい橋を渡りゴールへ
国道1号線に出る手前で左の階段を降り、大場川護岸の遊歩道を北上する。
雪沢橋をくぐると、右手の壁面に雪沢自治会が整備している花畑にアサガオが、その先には色鮮やかなオレンジ色のキバナコスモスが群生している。
さらにその先はススキや葦、セイタカアワダチソウなどが群生している。
大場川支流の山田川に架かるやすらぎ橋から上流の土手を見ると、見事な彼岸花の群落が見られる。ここからゴールはすぐだ。
出逢った花のプチ情報
彼岸花
別名は曼珠沙華。
土手や水田の畦、墓地に多く見られる。土手や畦ではネズミ、モグラなどの害獣が穴を掘って水漏れを起こすのを防ぐため、墓地では虫除けや土葬後の死体が動物によって荒らされるのを防ぐためと言われている。
ヤナギバルイラソウ(柳葉ルイラ草)
以外にも繁殖力の高さと外来種であることから、雑草として扱われ、現在は駆除対象になっている。
紫の花が涼しげで可憐な感じがするのだが。。。
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
北アメリカ原産で、日本では切り花用の観賞植物として導入された。
根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出し、ススキなどを駆逐・繁殖することで、要注意外来生物に指定されている。
葦(よし)
茎で作ったすだれは葦簀(よしず)で、屋根材として使えば茅葺屋根(かやぶきやね)となり、現在でも使われている。
アサガオ(朝顔)
夏のイメージが強いが、開花期は7月中旬~10月下旬になる。
そして、日本の花とも言えるアサガオだが、意外にも奈良時代末期に遣唐使が薬として持ち帰ったとされる。
キバナコスモス(黄花秋桜)
白や淡いピンク系のコスモスに比べ、あまりにも鮮やかなオレンジ色が本当にコスモス?って感じだが、れっきとしたコスモスでした。共に「キク科/コスモス属」だが、「種」が違うようです。
アレチウリ(荒れ地瓜)
良く見ないと分らないが、小さな花を付ける。
北米原産の帰化植物。
すまじい繁殖力で、駆除すべき「特定外来生物」に指定されている。
感想
毎日何気なく歩いているウォーキングルートに、これほどの花があるとは思っても見なかった。
毎年見掛ける彼岸花やコスモス、ススキはお馴染だが、今回この記事を書くことでいろいろと調べ、芙蓉やヤナギバルイラソウ、キバナコスモス、アレチウリなどの名前を知ることができた。また、意外な素性や性質も知ることができた。
そして、調べることの重要性を再認識した。
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